蜂の子で元気になろう

蜂の子とざざむしを比較

日本でも古くから昆虫食は行われており、地方ごとにいろいろな昆虫が食用にされています。中でも長野県の昆虫食は広く知られており、蜂の子やざざむしは代表的な食材です。今回は、その蜂の子とざざむし比べてみました。

蜂の子

蜂の子とは

蜂の子は、主としてクロスズメバチですが、地方によってオオスズメバチやキイロスズメバチ、ミツバチなど多くの蜂の幼虫やさなぎ、かえったばかりの若蜂が食用にされてきました。

食用地域

日本全国の山間地域を中心として食べられています。海から遠く、魚などの運搬も不便な山間地域では貴重なタンパク源となっていました。

蜂の繁殖期にあたる8月の後半から11月ごろまでの秋が旬になります。目印になるものを蜂につけて巣まで追いかける収穫は、子どもの遊びや大人の楽しみともなっています。

食べ方

佃煮や甘露煮、炊き込みご飯、炒め物などが代表的な食べ方ですが、地方によってさまざまに調理されています。中部地方の五平餅、宮崎県の蜂の子そうめんなどがあります。

ざざむし

ざざむしとは

ざざむしは、清流に住むカワゲラやトビゲラなどの水生昆虫の幼虫を言います。水音がザーザーと聞こえる所、あるいは、浅瀬(ざざ)にいる虫ということからざざむしといわれています。

食用地域

ざざむしが食用とされているのは長野県伊那市、長野県岡谷市から駒ケ根市にかけての天竜川上流域のみです。漁は天竜川漁協から鑑札を受けた15~50人ほどに限られています。

旬は漁期の12月から2月、蜂の子のシーズンの後になります。シーズン中の採取量は約1000㎏~1600㎏ほどです。川下に組んだ竹に網を付けた漁具を仕掛け、上流の石を裏返しにしてざざむしを水中に追い出して捕獲します。網目は小さな生物が入らないような大きさに編まれています。

食べ方

ざざむしは佃煮や揚げ物などで食べられています。

蜂の子は全国の山間地域で郷土料理として食べることができますが、ざざむしは長野県の天竜川流域の一部の地域に限られています。旬も秋の蜂の子、冬のざざむしと時期が異なります。通販で蜂の子とざざむしの甘露煮のセットは購入できますが、多様な味を楽しめるのは産地だけです。地元まで足を運び、季節ごとの風景と味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。

参考URL
蜂の子とざざむしは何が違うの?
http://www.acucouncil.org/zazamushi.html
蜂の子とザザムシとイナゴ、それぞれ特徴や効能は?
http://usakara.giv.jp/insects.html