蜂の子で元気になろう

蜂の子とタンパク質

蜂の子は昔から山間地域のタンパク源として食用とされてきました。しかし、蜂の子の優れた点はタンパク質の量ではなく、タンパク質を補い、また、タンパク質を活かす栄養バランスの良さにあります。今回は、蜂の子に含まれるタンパク質と栄養バランスについてご説明します。

蜂の子に含まれるタンパク質量

蜂の子は日本だけではなく海外の山間地域でも貴重なタンパク源とされていました。「蜂の子に勝る美容、滋養食なし」といわれ、滋養強壮や漢方薬としても利用されていました。蜂の子に含まれるタンパク質は約9.4g/100gほどで際立って多いものではありません。しかし、タンパク質の量に対して脂質が約4.7g/100g、カロリーも約111.9kcal/100gと低く、健康的な食品です。また、タンパク質も単独で健康効果があるのではありません。炭水化物や脂質の栄養素に加え、ビタミンやミネラル、各種のタンパク質を合成するアミノ酸などが豊富に含まれているため、効率的に作用するから得られるのです。

バランスの取れたアミノ酸

蜂の子には体内で合成できないため食事から摂らなければならない必須アミノ酸が含まれています。その必須アミノ酸はアミノ酸スコア100点満点で質・量ともに優れたものです。また、非必須アミノ酸も9種類含んでおり、アミノ酸を補い効果を高めます。体内には20種類のアミノ酸があり、様々に結合することにより各種のタンパク質を形成して身体を作ります。食事から取り入れるタンパク質は必ずしも完全なタンパク質とは限りません。蜂の子を摂ることにより不完全なタンパク質のアミノ酸を補い、完全な形のタンパク質にして身体の栄養とすることができるのです。

タンパク質を活かす栄養バランス

タンパク質が有効に作用するのは、ビタミンやミネラルなどの成分の作用があるからです。例えば、蜂の子に含まれる必須アミノ酸トリプトファンは、脳内でビタミンB6やナイアシン、マグネシウムなどと結びつくことで神経伝達物質セロトニンを生み出し、精神安定や睡眠の改善働きます。蜂の子にはアミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富にバランスよく含まれているからタンパク質がその機能を十分に果たせるのです。

蜂の子のタンパク質は優れた栄養バランスがあって機能をいかんなく発揮しています。毎日の食事にも栄養バランスへの配慮をすると、さらに効果は高くなります。